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2016年11月24日木曜日

創業者と後継者の第二創業とは?

2016 宮城県中小企業家同友会 経営研究集会 第5分科会
若手経営者の挑戦ー創業者と後継者の第二創業ー
仙周工業(株)佐藤周司社長は、友達の多いガキ大将であった少年時代、解体工事業の創業者としてがむしゃらに仕事をしていた時期、経営指針実践を社員と取り組む中で自ら重機を降り、プレイングマネージャーから脱却する過程を語ります。「自分だけ良くなるわけにはいかない。社員は、仲間だ」と、もう一度会社づくりに取り組んでいること自体が「仙周工業の第二創業」であるとしながら、新しい仕事づくりとして既存事業から地域や環境という視点を加え、環境リサイクル事業へ展開していくことによって雇用を生む意味や次世代につながる産業としていく社会的責任への気づきについて静かに力強く報告されました。(株)佐元工務店佐藤真生社長は、創業62年の佐元工務店の後継者として、若林地域に根ざし築き上げてきた会社の理念・事業・社員という財産を次世代に引き継いでいく事業継承についてお話されます。伝統を守り、継続するという防波堤としての役割を果たしながらも、後継者特有の重圧や受け身の姿勢から抜け切れず葛藤する過程を率直に語り、自分として新たに生み出すものがあるのかという問いに懸命に応えようとする姿勢に御自身が持つ温かさや強い意志が感じられました。御二人の底流にある自己確立の姿勢と自分以外の方々を敬い一緒に頑張る嬉しさ・楽しさを共有したいという感覚は、創業者・後継者を問わず人間として最も大切な核として持ち続け、次世代に引き継いでいくべきものと感じました。今回は、青年部会として若手経営者同士が問題意識を共有し、経営の悩みを語り合える場を設営致しました。今回のグループ討論では、自社(自分)の核となるものは、何ですか?その核を生かすには、どうしますか?というテーマに基づき、自己確立とは何か、何をしたいのか、なぜそう思うのかを掘り下げ、自社事業を通じてどんな自己実現を図り、明日から会社で、誰とどう取り組んでいくのかを宣言し合いました。

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